目次
毛の構造について(どんな役割があるのか)
ひとえに毛と言っても様々なパートに分かれていて、役割があります。
毛幹部
皮膚の上に出ている《見えている》部分です。
毛根部
皮膚の下に隠れている《見えない》部分です。
毛球部
毛根の下方の少し膨らんだ部分を指します。皮膚の基底細胞と同じ様に、毛母細胞が盛んに細胞分裂を繰り返すように、新しい毛の細胞が増えて毛は成長します。
毛乳部
毛球部の中にあり、下から真皮層の細胞が突起状に入り込んでいる部分を指します。毛乳頭には毛母細胞が接しており、栄養を取り入れた毛母細胞が細胞分裂し、新しい毛の細胞が増えて毛は成長します。
毛包
毛を包んでいる部分で、毛嚢とも呼ばれます。毛孔壁、内毛根梢から成り立ちます。
バルジ領域(トリートメントに重要な領域)とは
バルジ領域には毛根幹細胞と色素幹細胞が隣接して存在します。
毛根幹細胞は毛を形作る細胞である角化細胞の元の細胞として機能し、色素幹細胞の毛の色をなす色素細胞を生み出します。
毛根幹細胞、色素幹細胞が分裂、増殖を開始し、多数の子細胞を作り、この子細胞が毛乳頭内で毛母細胞を形成し毛根を作ります。